しゅみがぼっちでぼっちがしゅみで

「趣味=ぼっちでもできること」といっても過言ではない。完全なぼっちになりきれない、ややぼっちな僕がだいたいお一人様でできる趣味や出来事について書いていくブログ。そして、見てくれた人のお役に立てたらいいのになぁ。と、ひっそりと野望を添えて綴るブログ。

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3.11から10年。僕は建設コンサルに就いた。

3.11東日本大震災から10年ですね。

当時はまだ大学生で、かつ九州に住んでいたので、おいそれと3.11について語れません。直接経験したわけではないので。

ただ土木工学科の私たちへの影響は凄まじく、授業で何度も話題に上り、卒論内容も防災関係、地震や津波を題材したものが多かったのを覚えています。


不謹慎ですが、建設関係(私は建設コンサルタント)は災害で食っていけていると思っています。

地震が起きれば建物は全壊したり部分的に壊れたりします。壊れないにしても安全に使うには点検しなければなりません。

私は仕事で点検、耐震診断、補強検討、新設の設計を行っています。

壊れない、耐震強度の高い設計すればいいじゃないかという声も聞こえてきそうですが、そうなると構造物自体大きく、さらに莫大な費用が掛かってしまいます。

耐震性能を満足しつつ機能性も充実させる。

そういう判断や設計ができる建設コンサルタントは建物のお医者さんだと思っています。


また、大きな地震が起こるたびに耐震基準法が変わってきた過去があります。

コンクリートの寿命は好条件下なら100年、海岸近くの悪条件下なら50年と言われています。50年前となると高度経済成長期の末期に当たります。バンバン建物を建てていたものが点検補修の対象になるわけです。

さらに、この50年で多くの災害起こり、耐震基準法も設計指針もだいぶ変わりました。

災害は経験から知識や考え方をアップデートしていくものだと思っています。

そうやって、地震や津波、液状化や地すべりに耐えうる構造物や製品ができているのだとも思います。


風化させない忘れちゃいけないと思う人もいる一方で、忘れたい人もいるはずです。

そういう思いや考えにならないよう、災害に対してつらい思いをしないでいいように建物や道路、水道などのインフラを設計を通して守ることに貢献していきたいと思います。 

「当たり前じゃねぇからな、感謝しろよ」って言ってみたいですが、当然のように水や道路が使えることが当たり前。まったく困らない、不自由ない生活を守るのが当然だとも思ってます。

まだまだ、新米。いろんな経験をして社会貢献していきたいと思います。


最後に、亡くなられた方々のご冥福をお祈り申し上げます。