前回はブランパンのフィフティファゾムス風にカスタムするため、SEIKO5(SNZH)に適合するパーツを選定するのであった。
前回はこちら
引き続き餌食はこちら↓
裏側はこんな感じ。スケルトンバックになっていて自動巻きの機構を見ることができます。ちなみに、10気圧防水で23石です。
カスタムに使った工具
JOBSON 時計工具セット
amazonで購入しました、時計工具セットです。
バンド交換や電池交換などの作業はこれでできると思います。
画像中央の剣押さえ、剣抜きは別途購入しました。
説明書は日本語対応で使用例も中にあるのでわかりやすい。
剣押さえ剣抜き
ピンセットや毛抜きの要領で時計の針をとることができます。
ダイヤルを抑えながら時計の針を抜くので、傷ついたりすることを防げます。
BERGEON 剣入れ
剣を抜いたら入れなければならない。悲しいけどこれ現実なのよね。今回は時計の針までカスタムします。
BERGEONの剣入れも購入しました。時計の針を入れるのに使用します。
ブロワー
カメラの手入れとかに使うあれです。
埃を風で除去します。口でフーッ!っとやると唾が飛んだりしますからね。
これでもかというくらいにシュッシュしました。
封印してから埃に気づいたときはもう・・・
手袋
指紋が付かないようにポリエチレン手袋をして作業しました。
が!作業しづらいです。
プロは指サックみたいなのしてます。
僕はゴム製はくっつかないように粉がまぶしてあるものがあるので、粉が混入しないようにポリエチレンにしました。100均で上等!
カスタム開始ッ!
バンドを外して、裏蓋を外す
工具セットの中にある、バネ棒外しでバンドをはずして、作業しやすいようにします。
バネ棒はずし↓
工具セットの、時計固定台の上に時計をセット。
まな板の鯉、手術台の患者の様になってもらいます。
これから裏蓋を外していくのですが、傷がつかないようにラップで裏蓋を覆ってみました。一応念のため。
工具セットにある3点式オープナーで裏蓋を外していきます。
3点式オープナー↓
裏蓋を3点式オープナーで開けたら、次はムーブメントを取り出していきます。
ムーブメントの取り外しと取り付け
取り出していきますってリューズ(くるくる回して時刻調整する時計の横についてるダイヤル)邪魔じゃね?ってお思いでしょうが、写真の赤丸の印部分を押しながら、リューズを引くと、リューズが抜けて、ムーブメントを取り出すことができます。
こちらが取り外したムーブメント(左下)と装着するダイアル右下。
ペットボトルのキャップがムーブメント置きと作業台としてちょうどよかったです。
ご参考までに。
作業はこれまでやったのと逆の工程をしていけば組上がります。
写真は集中しすぎてとれんかった。
正直ポカした。正直すまんかった。
注意点としては時計の針を入れるときに曲がってないかとちゃんと動くか稼働したときに他の針と干渉しないか。
また、特に注意が必要なのが、日付が12時で変わるように設定です。
手順としては、
時計をケースにはめる前に、リューズをさして巻く。
日付が変わったところで短針を12時ちょいすぎに設置。リューズを回してみて微調整です。設定ができてから分針と秒針を設置するのが良いと思います。
今回はここまで、針とダイヤルが変わるだけでもだいぶ印象が違いますね。
次回は、ベゼルインサートとバンドを変えてカスタムを完了です!