以前、OKB(お気に入りボールペン)48の記事を書きました。
今回は、タイトル通りジェットストリームのインクをブレンに移植し、書き心地の向上を目指した記事になります。
人気ボールペンの2トップから、いいとこ取りできるパーツを購入してみましたって話。
OKB48にエントリーしたボールペンはこちら↓
第10回OKB48の結果発表はこちら↓
ずっと1位だった三菱鉛筆のジェットストリーム。それを初登場から脅かす存在となった、2位のゼブラが世に送り出したブレン。
ブレンのブレない機構を使った書き心地もいいけれど、ジェットストリームのインクはやっぱりすごい書きやすい。ブレンにジェットストリームのインクを入れて使えたら最高なんじゃね。と考案され、登場した"僕の考えた最強のボールペン"的にできる商品の紹介です。ジェレン、ブレストリーム。何て呼んでくれても構わないぜ。
結論から言うと、最強ボディに最強インク。ボールペン選びの終わりを迎えました。あがりです。ゴール。
紹介の品はこちら
ボールペンリフィルアダプター
ZB-01
福島製作所
改造にあたって必要なものはこんな感じ
必要なもの
・ZEBRA bLen
・替えのジェットストリームインク(今回はSXR-80-05)
・ボールペンリフィルアダプター
左上にある、新発想!ペンのデザイン(blen)はそのままにお好みのリフィルが使用可能!いいですね~。
裏面はこんな感じ
対応リフィルや使用方法が載っています。
対応リフィルは
三菱UNIの
・SXR-203-28
・SXR-80-38
・SXR-80-05
・SXR-80-07
になります。
上記のリフィルは、多色ボールペン用のリフィルですので注意が必要です。
ジェットストリーム単色に使われている、SXR-5リフィルは使えません、ご注意を。
改造方法
まずbLenを用意します。
100均でも見かけることも多くなりましたbLen。今回は白をチョイス。
お好みの色でカスタムしてください。
リフィルを取り出し、ジェットストリームのインクに交換
bLenのインクと交換するジェットストリームのインク(SXR-80-05)の比較はこんな感じ↓
だいぶ径や長さが違いますね。
多色用なのでインク容量も少なめです。
ジェットストリームのインクに取り付けるアダプターはこんな感じ↓
鉄のパイプを加工したものになります。
左からリフィルを挿入します。
結構ズシっとした感覚です。
リフィルアダプターに窪みがあるのがお判りでしょうか?
手前の窪みはリフィルがずれないように固定するリフィルで、奥の窪みはリフィルがそれ以上奥に行かないようにするストッパーの役目を担っています。
リフィルと合体させてみたらこんな感じ↓
写真の取り方の問題で微妙に違って見えますが、目の錯覚。構図の問題。リフィルアダプターを装着することでジェットストリームのリフィルをbLenのリフィルとして偽装することが出来ました。
それを本体に合体させたらおしまい。
ブレンのボディにて書いてみた感じはこんな感じ↓
左:bLen(NC0.5) 右:ジェットストリーム(SXR-80-05)
bLenのNC0.5の方が細く、色味も自然です。エマルジョンインク特有の油性インクと水性インクのいいとこ取りな、水性と油性が融合した気持ちの良い書き心地。
対してジェットストリームのSXR-80-05は太目でインクがしっかりと黒々している。
書いた感じはもちろん良い。さすが超・低摩擦ジェットストリームインク。
極細径のインクを合体させて、細かいスペースにブレずに繊細に書くことが可能ではなかろうか?
と思ったれど、そんな機会は全くない。
むしろノートの2行ぐらい使ったり裏紙にデカデカとメモするたちなのです。
この商品の仕掛け人。文具王の解説はこちら↓
ブレンの特徴
ここからはただの感想。
改造しか能がない奴は飛ばしてくれて構わないぜ。
重さ
小数点以下は量れなかったけれど約12g。気にしちゃダメ。
結構太径なので12gなのは仕方がないのか。
デザインが良い
グリップとボディがシームレスでおしゃれ感が満載。
ただ白は汚れが目立つかな。と思う。
グッドデザイン賞を受賞してるし、建築学科を卒業した建築デザイナーがデザインしてるんだってよ。
クリップが甘い
ジェットストリームに比べると、クリップ形状で差がでる。
資料などの多めの枚数に挟むなら良いけれど、1枚に挟むとするならブレンではスカスカで動きまくる印象。
ジェットストリームはしっかり挟んでくれた。
ノック音が大きめ
人によってはデメリットなのかもしれない。
個人的には仕事してます感があって大歓迎なのですが、ノックの音は大きめ。
内臓バネの跳ね返りは個人的に最高の感触です。
ジェットストリームのメリットとデメリット
重さ
小数点以下は量ってないけれど約9g。素でこれは軽い。
インクが素晴らすぃ
やっぱりインクが良い。
超・低摩擦ジェットストリームインクは速乾性に優れ、筆記抵抗も低く、くっきり濃く書くことができる。
チープ感
bLenのグッドデザイン賞に比べると申し訳ないのだが、チープ感は否めない。
庶民的と言えば納得で、そのその庶民的フォルムから繰り出される書き心地はお見事。
舐めてた奴が実はめちゃめちゃ強かったみたいな印象さえ受けます。
もしやそれが狙いか三菱鉛筆!
ノック音
こちらもそこそこ大きめだが、ノック部の面積が小さいので指に掛かる圧力は相当なものだと推察できる。
ブレン×ジェットストリーム(ジェレン、ブレストリーム)のメリットとデメリット
重さ
小数点以下は量ってないけれど約15g。金属のパイプが入っているからしょうがないか。重心位置はあまり変化がない感じ。むしろ丁度良い重さになったような気が。ペン回しも心なしかやりやすいような。
インクの容量が減る
移植の条件のインクが多色用インクなので、ジェットストリーム単色用のインクや通常搭載のブレンのインクNC0.5よりも容量が減る。芯交換の手間が増えていまうのが課題か。
書き心地は良い
そりゃジェットストリームのインクなんだから当然。
ノック音
そりゃブレンのボディなんだからデカい。
感想
巷ではジェットストリームを見ることが多くて、正直飽き飽きしていました。反骨精神から、ビクーニャを推してみたり、アクロボールを推してみたり、エナージェルを推してみたりもしました。
でもやはりジェットストリームのインクの書き心地は素晴らしかった。ほかのインクも良いところはあるものの、何か物足りない。
ブレンのカッコいいボディにジェットストリームのインクとなれば外観からも飽きは来なさそうです。
OKB48でジェットストリームが連覇をしている中、ブレない機構(ブレンシステム)とカリカリとした書き味は、ジェットストリームから乗り換えるには十分すぎる要素だったように思います。
結果は惜しくも2位、やはりジェットストリームには勝てないのか!?
と思っていましたが、最高のボディと最高のインクの融合により、ここに、「僕が思う最高のボールペン」が爆誕しました。