ジャンクで購入したパソコンの裏蓋を外そうとネジを回していたら、なめてしまいました。
ちなみにジャンク理由はキーボードで認識しないキーがあるということ。
『裏蓋外して清掃してみたらええやんけ』と思っての行動です。
一度なめてしまい、なめたネジに対して何度も挑戦したけれど、次第に状況は悪化するばかり。
一度なめてしまったら、根気と集中も大事ですが、ここは戦略変更いたします。なめていたのはどうやら私の方だったようです。
ネジとの対決が今はじまる。
なめてしまったネジはこちら
綺麗に角が取れて丸くなっていますね。番手が#1のプラスドライバーで良かったところを#0のドライバーで回そうとしてしまっていたようです。全然取れないから焦りました。
ネジがなめてしまって、このブログに来たチミ!
案ずるな!なめてしまったネジ、取れるぞ!
購入した武器
アネックス(ANEX) ネジすべり止め液
まずはこいつで様子見。
『なめかけたネジ』に使用して、なめかけたネジ山に微粒子が入り込み、ドライバーを保持してくれる仕組み。触ってみた感じざらざらしていて、砂鉄を含んだ水の様でした。
『なめかけたネジ』ってのがポイント。
今回のネジは『なめたネジ』だったみたい。ダメでした。
アネックス(ANEX) なめたネジはずし 精密用 M1~2.6 ハンドル付 No.3610-N
全体はこんな感じ。ハンドル付きで回しやすかった。
先端はドリルのような形状になってました。M2ねじにも対応ということでなかなかに小柄です。
角度のついた先端のドリルの刃がなめたネジの凹凸に引っ掛かってネジが回る仕組み。
ANEXさんの使用法動画はこちら。
動画ではすんなり取れています。羨ましいネジばかりだ。
私は、押し付ける力不足だったのか、ねじ頭が削れてしまい、ねじ頭がすり鉢状になったところで作戦変更。
ねじ頭がここまで削れてしまったら不安になるでしょ。
レビューを見ると、時間が掛かったり、思い切り押し付けて回すととれるみたい。
ねじ頭が削れてすり鉢状になったが、その後も回し続けると取れた人が多数。
その後も回せる勇気がすごい。
SK11 なめたプラスネジ外しビット 対応ネジサイズM2~M4 SID-10DS
最終使用武器。つまり、こいつでねじが取れました。
全体はこんな感じ。それほど長くなく、しっかりと握って打撃することができました。
ビット先端は尖っていて、これを打撃するのかと思うと少し恐怖。
ビットはネジに対しては大きい。ビットが入らない箇所(先孔の奥にねじがある場合や狭い箇所)には使用不可だと思う。要注意。
ビットの刃をなめたネジの頭にあてがい、ハンマーで打撃、打撃により溝を新しく作りビット刃を溝に引っ掛け、ネジを回す仕組み。
打撃が怖かったけれど実践。相手はパソコン、精密機器だぜ。
ハンマーで3回叩きました。怖かった。
打撃により、しっかりネジに溝を作ることができて、取れました。
キーボードの認識は接点復活スプレーと配線の取り回しにより、キー認識不能からキー認識不調ぐらいまでは回復しました。接触が悪いみたい。。。再度調整だな。
近くのホームセンターにはM2のネジに対応する商品がなく、すべり止め液以外の2つはAmazonで購入しました。
精密ネジがなめる事案は一般的に少ないみたいですね。