
※本記事は本要約アプリflierで読んだ感想です。
今回読んだflier要約
『君たちはどう生きるか』(吉野源三郎)
一言でいうとこんな本(本の概要)
大人になっても読み返したいし、子どもにも読ませたい一冊。
些細な出来事の中に、人生の大きな気づきが隠れていることを教えてくれる本。
読みたい度:★★★
★☆☆:要約でお腹いっぱい!
★★☆:ちょっと味見してみたい!
★★★:フルコースで完食したい!
子どもの頃の嬉しかったり悔しかったりした経験を、コペル君という少年を通して思い出せそうだと思った。
物語の中でのコペル君の成長や、彼がどう生き方を見つけていくのかが気になり★★★。
また、自分に子どもがいるからこそ、コペル君と我が子を重ねて感じ取れる部分がありそうだ。
感想(刺さったポイント、刺さらなかったポイント)
デパートの屋上から街を見下ろしたコペル君が、「自分は広い世界の中のひとりだ」と気づく場面が印象的だった。
その気づきを叔父が「天動説から地動説への転回」にたとえたように、
“子どものうちは自分中心に世界を見ているが、大人になるにつれて、世界の一部として自分を見られるようになる”
というテーマが物語の軸になっている。
この経験を、僕自身は自転車旅で感じた。
福岡から東京までの道中、訪れる土地ごとに文化や方言、人々の暮らしがあり、
「テレビや教科書で知っていた場所に、実際に人の生活がある」と実感した。
“自分探しの旅”とはよく言うけれど、僕の旅は“自分以外を知る旅”だったように思う。
この本は、そんな「当たり前にあるけれど忘れがちな気づき」を思い出させてくれる本だと思う。
どんな人におすすめか
子どもよりも、むしろ親世代にこそ読んでほしい。
幼少期に感じた純粋な気持ちを思い出させてくれるし、
「自分の子どもが同じような場面に出会ったら、どう伝えるだろう」と考えるきっかけにもなる。