しゅみがぼっちでぼっちがしゅみで

「趣味=ぼっちでもできること」といっても過言ではない。完全なぼっちになりきれない、ややぼっちな僕がだいたいお一人様でできる趣味や出来事について書いていくブログ。そして、見てくれた人のお役に立てたらいいのになぁ。と、ひっそりと野望を添えて綴るブログ。

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変な絵を読んだおはなし

『変な絵』という本をご存じでしょうか。

妻が『変な家』という本と共に買ってきたので、妻より先に読破してみました。

作者は雨穴(うけつ)さんという方。

雨穴(うけつ)は、日本のウェブライター、ホラー作家、YouTuberである。本名や素顔だけでなく、地声も非公開の覆面作家である。

wikipediaより
雨穴 - Wikipedia

今回読んだ変な絵

こちらは変な家

変な絵の紹介には

30万部突破! ホラー作家兼YouTuberである雨穴氏による、自身初となる11万字書き下ろし「長編小説」! タイトルは『変な絵』。 あなたも、何かがおかしい9枚の絵の「謎」が解けますか? とあるブログに投稿された『風に立つ女の絵』、消えた男児が描いた『灰色に塗りつぶされたマンションの絵』、山奥で見つかった遺体が残した『震えた線で描かれた山並みの絵』……。 いったい、彼らは何を伝えたかったのか――。9枚の奇妙な絵に秘められた衝撃の真実とは!? その謎が解けたとき、すべての事件が一つに繋がる! 今、最も注目を集めるホラー作家が描く、戦慄の国民的スケッチ・ミステリー! ※前作『変な家』の“キーマン”栗原も登場! ※購入者「全員特典」として、雨穴による第一章「風に立つ女の絵」オモコワ朗読動画(62分)つき!

双葉社HPより
双葉社 

 とあった。読了後初めてHPを見たが、”その謎が解けたとき、すべての事件が一つに繋がる!”と書いてますが、一つに繋がることを知らずに読み始めた僕は、一つに繋がり始めた時に「えっ繋がんの?」と思ってしまったよ。
得した気分。

ただ、よく考えれば、『これはトリックなのか?』や『ご都合主義じゃない?』ってな箇所もありましたが、内容は面白く久しぶりに一気に読破することができて満足。

ページ数は多そうに見えるが、挿絵が有ったり、フォントも大きめなので非常に読みやすい。すらすらとページが捲れていく感覚は久しぶりに読書が楽しかった。

ネタバレが知りたい人は、『変な絵 ネタバレ』なんかで検索すると容易にヒットするかと思います。

こちらはほぼ第1章の内容の動画です。


www.youtube.com

まずは、1枚の絵から物語が始まります。

絵の特徴から更生の余地があるかを判断する内容の文章が書かれていました。絵の特徴から書いた人がどんなことを思っているのか、攻撃性があるのかなどの特徴が書かれていました。プロローグ的位置づけですが、重要な内容になってます。

次に動画と同じ内容になり、大学時代に友人から奇妙なブログがあると勧められた、七篠レン 心の日記というブログへと続きます。

そのブログがこちら↓

nanashinoren.blog.jp

実際にweb上にブログがあるなんて、実話?と思わせるほど作り込みがしっかりしてます!記事も150記事近くあり、一度ブログに目を通してみてもいいかも。

結婚生活の幸せを気まぐれに書いていくブログでしたが、日付が経っていくうちに不穏な空気に。

作中でも書かれていますが、ブログ記事内の奇妙な点があるので、『意味が分かると怖い話』系が得意な人はより面白いかもしれません。

2章以降では

・ユキちゃんはなぜ自分が死ぬかもしれないことを予期していたか

・なぜ『ベテラン助産師』に殺されたのか

・ブログ内に書いて有る『罪』とは何なのか

・『ベテラン助産師』は誰なのか

これらのこと、この記事にも書ききれない伏線が回収されていきます。

謎が明らかになっていくことが面白くて、一気読みしてしまいました。

オススメです!