専用製品のタイヤパウダーとベビーパウダーの主成分が同じなら、ベビーパウダーでええやないか!ってお話です。
結論としては、メリットデメリットあるけれど、ベビーパウダーでも可です。
そもそも、タイヤパウダーも絶対使用しなければいけないってわけではないので・・・。」
リムテープ、チューブ、タイヤを一式交換した際に試してみました。
一式交換した際の記事はこちら↓
タイヤパウダーとは
タイヤチューブを取り付けるときにチューブとタイヤ、リムテープにパウダーをふりかける。
写真はタイヤにベビーパウダーを塗布している様子。
チューブに粉をまぶすとタイヤ交換やパンク修理の際にタイヤとチューブのひっつきを抑えて作業が楽になったり、装着後もタイヤの中で動いてくれてリムに噛んだりが軽減するそうです。パフはセリアとかいう100円で物を販売しているところで購入しました。
こちらはパナレーサーのタイヤパウダー。
自転車タイヤ/チューブ用パウダーとして、専用設計されたタイヤパウダー。タイヤの内側に塗布していただくことにより、チューブをタイヤに装着しやすくし、チューブのタイヤへの張り付きを防ぎます。環境に配慮した成分で作られています。ロードタイヤ約20本分、MTBタイヤ約10本分。
メーカーHPより引用
こちらはサイクルベースあさひの商品説明より
自転車タイヤ用パウダーとして専用設計されており、タイヤやチューブを保護します。
タイヤ・チューブの装着時の滑り効果を発揮し、トラブルを未然に防止。
パウダーは飛び散りにくく、タイヤへの付着性は良好
アチューブに空気を充填後は、タイヤー・チューブのなじみ性が向上
チューブのタイヤ内側への貼りつきを防止し、交換時の取り外しが容易。
人体・環境に対して無害
抗菌処理剤添付用スポンジ付属
パンク修理の際は、完全にパウダーを除去してください。パッチが付きにくくなります。
目安量:ロードタイヤ約20本分、MTBタイヤ約10本分
成分:タルク 酸化チタン ミネラルオイル 群青サイクルベースあさひHPより引用
私自身タイヤ交換の経験はあり、タイヤパウダーの存在は知っていたのですが、所持しておらず、タイヤパウダーのことを調べていたところ。閃きました。
ベビーパウダーと原料が同じだと?
原料が同じなら、ベビーパウダーでも良くない?
タイヤパウダーもベビーパウダーも主原料は『タルク』という鉱物の一種。
違いはベビーパウダーには香料が、タイヤパウダーにはミネラルオイルや酸化チタンそして、青色着色料が含まれていること。
ベビーパウダーはamazonだとセット売りが多いので、単品購入の場合はお近くの薬局とかに売っているかもしれません。自分はヨドバシカメラで購入しました。価格は221円でした。
ジョンソン・エンド・ジョンソン
Johnson's [ベビーパウダー シェーカータイプ]良質のなめらかなタルクを使用した、きめ細かな粒子のソフトなパウダー。お肌をさらっと清潔に保ち、赤ちゃんのあせもを防ぎます。オムツ替えや沐浴後に最適です。懐かしい気分になれる独特の香り。シェーカータイプは清潔で携帯に便利です。
商品説明欄より引用
ベビーパウダーには原料がタルクのものとコーンスターチが原料のものがあるので注意。
拡大
コーンスターチ(トウモロコシ原料のでんぷん)のものは水分に触れるとダイラタンシー現象のように粘性が出るかもと思い。ベビーパウダーでもタルク原料のものにしました。自転車はあまざらしだったり、雨天での走行があったりするので。
タイヤパウダーと同じ原料ってのが一番大きい。
そんな『タルク』が危ないらしい
余談ですが、タルクを主原料としたベビーパウダーが発がん性が認められたため販売中止になるらしい。
タルクの不純物としてアスベストが含まれる場合があるからとのこと。
下の記事ではベビーパウダー全部危ないと誤解を招くような見出しですが、ベビーパウダーが危ないのではなく、”タルクが主原料の”ベビーパウダーが危ない可能性があるということ。
コーンスターチ原料のベビーパウダーは大丈夫。
2020年ごろアメリカとカナダではすでに販売停止になっている。
さすが訴訟大国アメリカなのか、日本が情弱と舐められているのか。
っていうことはタルクが主原料のタイヤパウダーも販売終了になるのではなかろうか。
クレーム来なかったし、訴訟起こされなかったから販売してます。とかなのだろうか。
ベビーパウダーを使うメリット
価格が安い
安い。需要と供給のバランスが良いのでしょう。
自転車のタイヤ交換する人口と赤ちゃんの人口では赤ちゃんに軍配が上がります。
生まれてきてくれてありがとう!赤ちゃん!いや、赤さん!
自分にも使える
余ったら自身に使えばいいのです。実際に私は夏場での作業でしたので、自身にもまぶして汗のベトつきを抑えながら作業出来ました。サラサラで作業出来ました。
タイヤパウダーの場合こうはいきません。主原料が一緒なので問題ないのでしょうが、タイヤパウダーを自身にまぶして作業するのは気持ち的に萎えます。香料も入って居ないですし。
ベビーパウダーを使うデメリット
粉の飛散
タイヤパウダーにはミネラルオイルが含まれており、どうやらこれが重りになり、粉の飛散防止に一役買っている模様。
でもベビーパウダーも基本は室内で使うし、通常使用(肌への塗布)でも粉飛散するからあまり気にしていなかったっす。
香り
タイヤに使うには無用の長物、月夜に提灯、独活の大木。
タイヤから良い香りがするのはメリットかもしれないが、あえてデメリットに入れました。
ベビーパウダー塗布の作業風景
チューブやリムテープ、タイヤに粉をまぶすだけの簡単な作業。粉の飛散が気になる人はチューブを袋に入れてまぶすといいかも。
(MOHEGIAについていた)ジップロック風の入れ物にチューブをインして、ベビーパウダーを投入してフリフリ。
ここで同時購入のMOHEGIAが役に立つとは。
リムテープをホイールに着ける際は穴にドライバーやヘックスレンチを入れると穴がズレずに作業しやすいです。
チューブも袋に白い粉(ベビーパウダー)を入れてフリフリ。
タイヤ側にもパウダーを塗布。
汗をかいてきたら自分にも塗布。
チューブはねじれないようにホイールに入れたらOK。
以上、タイヤパウダーをベビーパウダーで代用してみた内容でした。